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2013年 10月 31日
「長息」(ながいき)は「長生き」につながると昔から言われてきた。
ゆっくりと長く息を吐くことは 健康状態をいい状態に保つことができるということを 昔の人たちは体験的に知っていたのだ。 息を長く吐くことでどういうメリットがあるのか。 医学的には次のように説明されている。 息を長く吐くと 交感神経と副交感神経のバランスで成り立っている自律神経において 副交感神経の方がより優位になる。 副交感神経が優位になると ・白血球中のリンパ球が活発になり、免疫機能が高まる。 ・末梢の血流が増加し、血流が良くなる。 ・筋肉が弛緩して体がリラックスできる ・上がりすぎていた血圧が下がる。 以上のような生理学的メリットがある。 息を長く吐くことは健康状態をより良くしていくという効果があるというわけだ。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ヨーガ療法では ゆっくりとした体の動きに呼吸を連動させるブリージング・エクササイズを紹介している。 まずは「あー」「うー」「んー」など、声を出しながら行う。 なぜ声を出すのか。 声を出しながら行うと どんな人も確実に息が吐けるという理由からだ。 また、声を出すと(有音)、より長く息が吐ける。 まず声を出すと、そのあと声を出さなくても(無音)、長く吐けるようになっている。 そのように脳が訓練されるという。 長く息を吐きながら行うブリージング・エクササイズに 筋肉に負荷をかける要素も加えたアイソメトリック・ブリージング・エクササイズを 毎日実習することにより血液中の活性酸素量が減るという研究論文も 既に発表されている。 (これは日本ヨーガ療法学会が2年半にわたって実施した研究によるものであり 詳しくは今年7月のブログで紹介させていただいている。) 活性酸素量の増加は 老化を促進させたり がんを始めさまざまな生活習慣病発症のリスクを高めるので 活性酸素量が減るということは大変によい知らせだ。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ やり方はとても簡単。 立っていても、座っていても、床に体を横たえていてもできる。 先日 パーキンソン病、リウマチ、強皮症などの症状のある患者さんと その家族の方を対象にしてのヨーガ療法指導をさせていただいたが 椅子に座ったままできるアイソメトリック・ブリージング・エクササイズが とても役に立った。 また 私の友人が病院で抗がん剤、放射線の治療を受けながら 自分の免疫力を高めておきたいということで このエクササイズを病室でやってくれている。 ゆっくりと息を長く吐くと緊張している自分の体が緩んでいくことを体験し 治療の場面でもゆっくりと長く吐くことを意識することで 痛みを回避することができることにも気づいたという。 今健康な方はもちろん 何らかの病状を抱えて動きが制限されている方も充分実習可能である。 ぜひ多くの方に アイソメトリック・ブリージング・エクササイズの効果を実感していただき 病気の予防、健康増進、病状の改善に役立てていただければと思っている。
by prashantih
| 2013-10-31 14:02
| YOGA
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