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2013年 09月 30日
ずっと以前、ヨーガ教室に通い始めた頃。
当時指導を受けていた先生から 「一隅(いちぐう)を照らす人になる」 という言葉をお聞きした。 自らが灯りとなり、周りを照らしていく人。 そういう人になることを目指してヨーガをすることが大切だと。 いい言葉だなあと感動し その言葉はすっと入ってきて心に刻まれ 自分もそういう人を目指してヨーガをやっていきたいと思った。 数年後、ヨーガ教室で指導を始めるようになったときも その言葉がどこかで私を支えてくれていたと思う。 ささやかな場でもいい。 自分に与えられた場で 周りを少しでも照らす人になろう。 自分なりに精一杯やっていけばいいんだと。 その後母が亡くなり 我が家に仏壇というものが備えられた。 そして毎月「仏教の生活」という小さなニュースレターが届くようになった。 その中に 「一灯照隅(いっとうしょうぐう)」 という言葉があり 「一隅を照らす」という教えはここから来ているのかと初めて知った。 伝教大師 最澄の言葉に 「一灯照隅、万灯照国」 という一節があるということも。 一人ひとりが自分の身近の一隅を照らす。 それだけでは小さな明かりかもしれないが、 その一隅を照らす人が増えていき、 万の明かりとなれば 国全体を照らすことができる。 という意味だそうだ。 社会(国)を明るくしよう、社会を変えよう と思わずとも 一人一人が自分の置かれた場で 自分に与えられた役割を精一杯をやっていれば 社会全体が明るく変わっていくという。 ヨーガも社会の変革を説くものではなく あくまで個人の変革の道を説いているもの。 社会における個人の働きの秘訣は どんな場であれ 置かれた場で自分の役割を一生懸命やることであり 無執着の行為の大切さを説いている。 自分がどうあるか それだけだ。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 一つの短い詩を、ここに紹介させていただきたい。 私などが及ぶべくもない境地であるが 心の深い部分に刻まれ、いつの頃からかノートに書きとめておいた詩である。 この詩そのものが尊い光を放ち、読む者を力強く照らしてくれる。 一隅を照らすもので 私はありたい 私の受け持つ一隅が どんなちいさい みじめな はかないものであっても わるびれず ひるまず いつもほのかに 照らしていきたい 元住友本社常務理事 田中良雄氏 「私の願い」
by prashantih
| 2013-09-30 10:56
| YOGA
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