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2013年 02月 27日
自分に一番近いもの とは何だろう。
ヨーガによるとそれは 自分の心 であるという。 その最も身近な自分の心をうまく制御できているかといえば それがなかなかできないのが人間であり、 それによっていろいろな悩み、問題、不幸が生じてくる。 ヨーガは心の制御法を説いている。 わが心に振り回されるのではなく わが心の主となって不動の平安に至ろうとする。 ではどのようにして振り回されずに 心の平安を保つのか。 ヨーガにおける心の制御法の第1のレッスンは 「観察する」ということである。 すなわち自分の心を「客観視する」ということ。 客観的に観て 自分の心がどういう状態にあるのかを知ることなしに 心をコントロールすることはできないからである。 たとえば「怒り」。 ちょっとムッとしたり、イライラしたり、カッとしたり。 目の前の出来事に反応して 日常的に大小さまざまの怒りの感情の波が生じ わたしたちの心を乱す。 ある人から何か暴力的な言葉を浴びせかけられたとする。 自分が興奮するのを感じ、怒りの感情が沸き起こった時、 「今自分は怒っているのだ」 と客観的視点から観る。 感情に取り込まれて 自分が怒りそのものになる前に 怒りの感情を抱いた自分と距離をとるのである。 先日2月13日の「バガヴァッド・ギーター勉強会」において 木村慧心先生が「客観視」の実践的なワザを提案をしてくださっていた。 自分が感情的な言葉を吐いてしまう時 その言葉のあとに 「・・・・とわたしの心はつぶやいた。」 と続けるといいのですよと。 たとえば夫婦喧嘩に発展しそうな場面においても 「あなたはいつもそうやって文句ばかり言うよね ・・・とわたしの心はつぶやいています。」 という具合に。 これはやってみると実に納得がいくのだが この言葉をつけるだけで 感情に取り込まれてしまいそうになる自分から 一瞬わが身を引き離すことができ その一瞬が自分の心の冷静さを呼び覚ます。 日本ヨーガ療法学会の顧問である 熊野宏昭先生(早稲田大学人間科学術院教授・応用脳科学研究所長) も言われている。 客観視するための実践的な手法として 「・・・・と思った」といつも自分の心を実況中継してくださいと。 ヨーガを学ぶものにとって必読の書「ヨーガ・スートラ」によると 「除去されるべき苦悩の原因は、観照者と被観照者との結合である」 (2章17節) とある。 観照者とは見るもの。真我。変化することのない自分。 被観照者とは見られるもの。肉体や心。変化する自分。 常に変化する自分の肉体や心を客観視できればできるほど 観照者に近づいていく。 観照者(見るもの)の側に立つことで 苦悩の原因が除かれ、安らかに住まいできるというのだ。 なるほど・・・・。 客観視をすれば平安に向かう ということなのか。 ただ何事も一朝一夕にはいかないのは世の常である。 朝に夕に客観視の訓練をし、習慣にしていかねば ね。 ヨーガのアーサナも呼吸法も客観視の基礎訓練でありますから ね。
by prashantih
| 2013-02-27 13:16
| YOGA
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