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2012年 07月 26日
去る7月7日 日本ヨーガ学会研究総会が
岡山シンフォニーホールで開催された。 現代人の多くが抱える不調、病気に対して ヨーガ療法がどのように有効であるかを確認する場であり 今後の課題と更なる可能性を見出していく場である。 地元での開催ということで 私たち岡山・四国のヨーガ療法士たちはスタッフとして 1年半前から準備を重ねてきた。 全国から約1504名の参加があり、329題のヨーガ療法実践報告と 下記6名の先生方の講演があった。 ●教育講演 クリシュナU.K.先生「アーユルヴェーダにおけるスピリチュアルヒーリング」 前田専学先生「インド哲学としてのヨーガ」 久保千春先生「ヨーガ療法のEBMとNBM」 ●大会長講演 柴田高志先生「病は自分が作ったもの、病は自分で治すもの」 ●特別講演 渥美和彦先生「21世紀は統合医療になる」 ●招待講演 クリストフ・ガーナー先生 「Holistic Approach to Therapy in Neurology including Yoga-Therapy」 学会全体のテーマは大会長の講演テーマである 「病気は自分が作ったもの、病気は自分で治すもの」 講演の中で九州大学の病院長である久保千春先生から 「病気とは人生体験の結晶である」 というお言葉をお聞きしたが 日々何をどう食べているか 身体をどのように使っているかなどその人の生活習慣や 考え方、生き方の結果として病気があるということだろう。 まさに「病気は自分で作ったもの」という捉え方だ。 大会長の柴田先生は 「私は患者を治した覚えは一度もない。患者が勝手に治っていったんだ。」 と言われておられたが、これは 患者自身に治る力があり その治る力を引き出していくのが医学である という信念に立たれてのお言葉だと思う。 渥美和彦先生(日本統合医療学会名誉理事長 東大名誉教授) の講演からは 治る力(自然治癒力)を最大限活かして 病気の予防や治療を行なっていこうとする統合医療の中における ヨーガ療法の位置づけと有用性を確認させていただいた。 自分の中にすべての力があって 病気を起こしているのも自分であるなら 病気を治す力もすべて自分が持っている とヨーガでは考えているが 共通の認識の上に立つことで 近代西洋医学とも連携しながらヨーガ療法を行なうことができることは 本当に有り難いことだと改めて感じた。 ヨーガ療法の可能性とは 自分自身の人生体験を見つめ、問題に気づき、 自己を変容させていく力をつけていくところにある。 今回の大会テーマは10年目の節目にふさわしく ヨーガ療法の原点を再認識させてくれるものであったのではないかと思っている。 大会に関わったすべての皆様に心から感謝しつつ また新たな一歩を踏み出したい。
by prashantih
| 2012-07-26 17:02
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