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2012年 04月 23日
去る3月16~18日、大阪ヨーガ・ニケタンにて
ボーレ博士のヨーガ療法セミナーを受講させていただいた。 (あらら~ もう一ヶ月以上も経っている・・・) Dr.M.V.ボーレ博士 伝統的ヨーガをヨーガ療法に応用する科学的研究を 世界で始めて手がけたインドのカイヴァルヤ・ダーマ研究所で 医師として、インドを代表するヨーガ療法研究者として 40年以上研究を続けてこられ、現在も国際的に活躍されている。 多くの貴重な意識化体験をさせていただいた実習中心の内容だったが その中で心の意識化(ヨーガ療法的には意思鞘、理智鞘の意識化) について講義から学んだことを少しまとめてみた。 青字の部分はボーレ博士の言葉である。 Ⅰ.感情を意識して観る(意思鞘の意識化) ボーレ博士は感情は3つに分けられると説明された。 ①肯定的 ②否定的 ③中立的 ①の肯定的な感情は私たちに肯定的な成長を促す。 ③は現在の状態を維持していくノーマルな感情。 ②の、否定的な感情は痛みや苦しみを伴う。 確かにそうだ。簡潔でわかりやすい。 怒り、憎しみ、疑い、嫉妬、貪り、不安など 否定的な感情を抱え続けると どれほど心身に悪影響をもたらすか これをよくよく知ることは必要だと思う。 たとえば肉体的側面においては 筋肉を緊張させ、血液循環を悪くし、血液の質も悪くし、 体温を下げ、免疫機能を低下させるとか。 否定的な感情が消化器系に現れると うまく消化できないとか、排泄できないとか。 また心理的に見て 肯定的、否定的、中立的、 どの感情が平和感に結びつきやすいか。 答えは明らかだ。 Ⅱ.行為の決定の方向について(理智鞘の意識化) ボーレ博士は行為の決定の方向も3つに分けられると説明された。 人はなんらかの行為をする時 自分の考えを分析し、それに基づいて判断し決定する。 決定の方向は繰り返され その人の習慣とか癖につながっていく。 決定の方向の3つとは ①利他的 ②利己的 ③普遍的 ①は他のために。②は自分のために。そして、③は万人のために。 考えを決定する時、②の利己的な考えが強いと苦しみが増える。 考えを決定して行動に移す前に 決定の方向が苦しみを多く生み出すような利己的なものになっていないか 万人のためにという普遍的なものになっているかどうかをしっかり調べる必要がある。 利他的と普遍的は方向としては同じだと思う。 普遍的というのは限定がないということだろうと理解した。 利己的な決定の方向が苦しみを生み出すとはっきりと認識できているかどうかが まず問われるだろう。 次のような記述がある。 もしあなたが他者のために自分の小我を捨てるなら あなたは真の自己(アートマン)を見出すばかりでなく 同時に他者をあなたのものとするだろう。 小我を助けようとすればするほど 一層自分の真の自己を見失い、そして他者を遠ざける。 スワミ・ヴィラジャーナンダ 「最高をめざして」 ヨーガの先達が説く不変の法則を深く胸に刻みたい。 小我を助けるという利己的な決定の方向は 自分の内側にも外側にも不調和を生じさせ、苦しみを生み出すのだ。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 肉体の健康を願い、心の平和を願うのであれば 「今自分はどんな感情を抱いているのか」 「自分の行為の決定の方向はどうなのか」と 自分の感情、行為の決定の方向を 客観的に観ようとすることが大切だ。 ヨーガ療法で行う肉体に生じる感覚や呼吸の意識化。 それらは自分の心を客観的に観る訓練になっている。 客観的に分析して観る訓練をすることで 上手にマネージメントしていける力が徐々についてくる。 自分の感情、行為の決定の方向をチェックし 自分を苦しみから救うのは 他の誰でもない、自分自身なのだということが次第に納得されてくる。 自分の内側へと意識を向け 肉体、呼吸、そして心を意識化していくヨーガ療法の手法は 自分自身を健やかに、幸せにしていくための実践的方法である。 そのことをボーレ博士の実習と講義を通じて また改めて確認させていただいたように思う。 ボーレ博士のヨーガ療法セミナーの内容を今後少しでもお伝えできるよう 自分の中でもっともっと咀嚼し、消化していかなくてはと思っている。 ボーレ博士と今回のセミナーを開催してくださった木村慧心先生に感謝しつつ。
by prashantih
| 2012-04-23 16:50
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