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2017年 08月 07日
5月中旬から新たに始まった介護予防のクラス (介護認定を受けていない60歳以上の男女25名)で 抱えていた不調が短期間で改善したという報告を 最近3例続けて受けたので紹介したい。
1例目は60代後半女性。 首から頭までがカーッと異常に熱くなってのぼせたようになるという症状が1年以上続き熱くなったときは冬でも首の後ろを冷やしていたという。 その方が呼吸法(スッカ・プラーナ―マ:1で吸って2で吐く)を 朝昼晩10回ずつ毎日実習したところ なんと1週間で症状がほとんど治まったとのことで 本人も驚いておられた。
2例目は、これも60代後半女性。 眼科でドライアイと診断され 痛みがあるので眼科でもらった目薬を1日に4~5回点薬していたそうだ。 それが2か月で症状が改善され 今は夜寝る前の点薬のみで過ごせるようにになったという。
もう1例は60代前半女性。 体温が上がったという報告で ヨーガ実習を始める前は体温がいつも35度台のいわゆる低体温だったのが 3ヶ月後の今はいつ計測しても36度を越えているということだった。 ヨーガを習い始めてから毎日朝1時間弱 アイソメトリック・アーサナと呼吸法を行っているという。
いずれも改善後の報告だが アーサナ、呼吸法、リラクゼーションテクニック、瞑想などの ヨーガ療法の各技法が効を奏し 1,2例目は自律神経のバランスが整い 交感神経亢進状態が是正されたことによる改善だと考えられる。 3例目の方は自律神経が調整されたことに加えて 3ヶ月という短期間ではあるが 毎日欠かさず行ったアイソメトリック・エクササイズにより 筋肉が鍛えられ、基礎代謝が上がり、血流がさらに良くなった結果だろうと推察される。 (理想的な体温は36.5度以上だとされている) ヨーガ療法がそれぞれの方の不調の改善に役立ち 健康度を向上させておられるお姿に接することができるのは 本当に嬉しくありがたいことであり、勇気づけられる。
これからも少しずつこの輪を広げていきたい。
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by prashantih
| 2017-08-07 20:16
| YOGA
2016年 06月 19日
去る6月13日岡山にて
ノートルダム清心女子大学附属小学校1年生と保護者の方への ヨーガ指導をさせていただく機会を得た。 総勢140名ほどの参加者で、実施時間は1時間。 学年親睦会としての行事ということがあり、 親子、友人同士の触れ合いもある楽しい時間となるように 計画を立てさせていただいた。 実習の初めにチンシャという鐘を使って音の意識化をしてもらった。 「チーン ~ ~ ~」 目を閉じて鐘の音とその余韻に耳を澄ませることで 1年生児童もしっかりと集中状態に入っていくことができたように思う。 次に「ヨーガ」という言葉の意味について説明した後、鼻呼吸の意識化。 いつもはほとんど無意識にしている呼吸。 それをどこでしているのかを問いかけ、鼻呼吸を意識する実習。 加えて鼻呼吸を習慣化するための舌筋を鍛えるエクササイズを行った。 そして、大きな木、お月さま、ネコさん、ラクダさんなどのポーズをとりながら ゆっくりと吸う息、吐く息に合わせて 緊張と弛緩を繰り返すブリージングエクササイズ。 「あー」「うー」「んー」の発声を使うことは 息が長く吐けると同時に集中度も高まり、 子どもたちにも呼吸と動作の同調がうまく行える良い方法だと改めて思った。 次はポーズを維持しながらのエクササイズ。 ねじりのポーズとボートのポーズは親子で仲良く。 仲良しの木のポーズは友達同士、親同士での共同作業。 最後は親たちが下向きの犬さんのポーズで連なってトンネルをつくり、 その下を1年生ネコさんたちがくぐり抜けていくというプログラムで 会場が一つになった。 (他者とのつながりの中で自己を意識化するという目的で・・・ とはヨーガ療法士のこじつけで。 ただ、笑顔いっぱいで大いに盛り上がった。) その後シャバアーサナ。 大の字で床に体を預け、ディープリラクセーションの意識化。 最後はお腹のふくらみ、へこみを意識しながらの呼吸法。 静けさの中で終了。 今回の実践のねらいは ①動き回る心を今ここに戻し、静かなる集中状態を意識する。 ②緊張と弛緩の意識化により、心身のリラックス状態を促す。 ③筋肉トレーニング。 ④親子の触れ合い として企画したが、どうだっただろう。 大人と子どもとでは体力も違うし 興味、関心、心の向きが大きく違うので ヨーガの伝え方にかなり工夫が必要となると思った。 至らぬ指導だったと思うが、 少しでもヨーガに興味を持っていただけるきっかけになればと願うし、 実習メニューの何か一つでもご家庭で実践していただけたら幸いである。 参加してくださった皆さん、 準備段階から片付けまで大変お世話になった役員の方々に 心から感謝しています。 貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。 #
by prashantih
| 2016-06-19 14:52
| YOGA
2015年 09月 19日
アーサナに続き呼吸法。
今回は呼吸法の生理学的な効果の一側面からの解説があった。 ヨーガエクササイズを行うことで 成長ホルモンが分泌される。 成長ホルモンの分泌は筋肉を作る働きをするだけでなく 成長ホルモンの働きで 中性脂肪が遊離脂肪酸となって血液中に放出されてくる。 呼吸法によりその血液中にしっかりと酸素を送り込むことで 遊離脂肪酸を燃焼させることができる。 よってアーサナの後に呼吸法といったこの順序が大切。 伝統の行じ方の中に理がある。 といったような解説を受けた後 「カパラ・バティ」(伝統的には『アグニプラサーラナ』という) という呼吸法を行った。 この呼吸法は血中酸素濃度を一気に上げる。 今年のヒマラヤでの修行会でも体験したが 標高5千メートル級の酸素の少ない高地において 酸欠状態を即座に改善するのに こういった呼吸法が如何に役立つことか。 その後 呼吸の振動を全身で感じ取り意識の拡大をはかる 「ブラーマリー」という呼吸法を行い 午前の行事を終えた。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 午後からは 「バガヴァッド・ギーター」勉強会。 「バガヴァッド・ギーター」は 前述した4つのヨーガの中の 「カルマ・ヨーガ」の教えの書である。 カルマとは「働き」であり、「行為」。 日々どのように行為したらいいのか という智慧が説かれてある。 どんな人の人生にも日々いろいろな出来事が生じてくる。 いいことも起きてくるが とんでもないと思えることも起きてくる。 その時その出来事に引きずられて心を乱していたのでは よい判断はできず 望ましい行為はできない。 引きずられて自分を見失うのではなく 客観的に自分を観て冷静に対処したい。 今回は 第9章「主宰者の智慧と秘密」の部分の学びだったが 9節「何事にも執着せず、中立者のように座す」 という記述部分を 木村先生がわかりやすい喩えで解説してくださった。 太陽は東から昇ってきて 光と熱を地上に与えてくれる。 そうすると その光と熱を受けて 鳥が目覚めて飛び立ち いろいろな動物たちが起き出し 人間も起き上がって朝の支度をし始める。 太陽は光と熱を与えるだけ。 人間が何をしようと 鳥が何をしようと 影響を受けることはない。 ただエネルギーを与え続けているだけ。 それと同じように 我なる神様もどんな影響も受けることはなく ただ与え続けるだけ。 周囲で何が起ころうと そこに引きずられることなく 自分の役割をたんたんと果たしていけるようであれ と。 「中立者として座す」 執着せず 動じず 静かである。 その後 自分の行為のあり方を点検し修正していくための瞑想をした。 人としての理想形を 「バガヴァッド・ギーター」のような智慧の書を通して学んでおくことは 大きな意味を持つ。 人は目指す目標があって、意欲を湧き上がらせる。 生き方の手本があって、そこにより確実に近づける。 こういった勉強会を通して学び 自身が進む方向を確認し 修正しつつまた歩き出す・・・・。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 皆さんもご一緒に学ぼうではありませんか! *^-^* 次回の岡山勉強会は来年3月10日を予定しています。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * #
by prashantih
| 2015-09-19 11:36
| YOGA
2015年 09月 12日
去る9月10日
日本ヨーガ療法学会理事長である木村慧心先生をお招きし 岡山きらめきプラザゆうあいセンターにて ヨーガ勉強会を開催させていただいた。 午前中はラージャ・ヨーガ勉強会。 午後はヨーガの聖典である「バガヴァッド・ギーター」の勉強会。 岡山では年2回の恒例となっており 今回は初参加の方6名を含む41名の参加者があった。 スワミ・ヴィヴェーカナンダはヨーガを4つに分けて世界に示した。 その4つとは ギヤーナ・ヨーガ(知識のヨーガ) カルマ・ヨーガ(働きのヨーガ) バクティ・ヨーガ(愛と信仰のヨーガ) ラージャ・ヨーガ(本能的性質の克服) である。 その中でラージャ・ヨーガは 「ラージャ」=「王様」のヨーガ とも言われるように 他の3つのヨーガを含み 伝統的ヨーガの手法が全て含まれるものでもある。 はじめに 伝統的ヨーガを基盤に構成されているヨーガ療法が 心理療法として トラウマケアに有効であること そして 日本だけでなくタイにおいてのダルク(薬物依存症更生施設)などでも実施され その大きな効果が認められつつあることについてのお話があった。 トラウマを抱える人たちの過去の出来事に引きずられる心を 「今ここ」に戻す手法がヨーガにはある。 認知の変容を促すという心理療法として 他の療法と違い肉体からのアプローチ法があることが ヨーガ療法の特異性であり強力な手法となり得ているのだ。 続いてアーサナ。 伝統的ヨーガを行じるヨーガ行者のアーサナの主要な目的は筋肉トレーニング。 ヒマラヤの過酷な自然環境の中で生涯を生き抜くには 筋トレをして強健な肉体を作りあげておくことが必須である。 筋肉トレーニングのエクササイズは以下の2種類がある。 ・アイソトニックエクササイズ(等張性運動) ・アイソメトリックエクササイズ(等尺性運動) アイソトニックエクササイズは 屈伸運動のように筋肉の短縮と伸張を繰り返す運動で 動的であり、心肺機能の強化に大いに役立つ。 アイソメトリックエクササイズは 筋肉を一定の長さに保ち 押し合ったまま引っ張りあったままの静的状態で負荷をかける。 筋肉の力をつける強力な方法であり、柔軟性も向上させる。 運動生理学においては「究極のエクササイズ」と言われている。 伝統的ヨーガの中にこの二つのエクササイズがある。 今回はこの二つのエクササイズの丁寧な説明を受けながら 交互に、あるいは合わせて実習しつつ いかに筋肉の力がついてくるか 柔軟性を向上させるか を体験するという内容だった。 ヨーガ行者でなくとも 私たちが生涯を心身共に健やかに生き抜くためには この肉体を支える筋肉の力をつけることが極めて大切。 心肺機能をしっかりと高めておくことも極めて大切。 どちらも大切であり、必要だ。 ヨーガ行者さんたちが数千年前から行ってきているアーサナ。 伝統の中で培ってきたアーサナが意味するものは一体何なのか。 それを捉え 日々のヨーガ療法指導の中に適確に取り入れていくことが 参加してくださる皆さんにとって真に役立つものとなる。 年齢を問わず安全に実施できるアイソメトリックエクササイズが ヨーガ療法指導の中に定着してきている。 これに加えて アイソトニックエクササイズを適宜復活させることで ヨーガ療法のアーサナがいっそう功を奏するに違いない。 いつもながらありがたい学びをさせていただき、本当に感謝である。 * * * * * * * * * ** * * * ** * * * ** * * * ** * * * ** * * * * 伝統的ヨーガのエッセンスがギュっと詰まったエクササイズ、 自律神経やホルモンバランスも調い 生活習慣病などの改善効果も大です! 皆さん、ご一緒にやってみようではありませんか! *^-^* * * * * * * * * * ** * * * ** * * * ** * * * ** * * * ** * * * *・・・ その後呼吸法を行じ 木村先生を囲んでの昼食会を終えて午後の聖典勉強会となった。 これらについてはまた次回にまとめてみたい。 #
by prashantih
| 2015-09-12 16:51
| YOGA
2015年 07月 06日
去る5月13日から6月5日まで
カイラス巡礼・ティルタプリ集中修行会に参加させていただいた。 木村慧心先生のもとに全国各地から集まった参加者21名 お世話をいただく日本ヨーガ・ニケタンスタッフの方2名 総勢24名の一行であった。 霊山カイラスはインドの宗教文化において最高の霊地とされている。 聖地ティルタプリは数千年の間多くのヨーガ行者たちが 伝統的ヨーガの修行を行ってきた地であり ヨーガを行ずる者にとっては聖地中の聖地である。 我々の師匠である木村慧心(ギヤーナ・ヨーギ)師の 導師スワミ・シュワラナンダ大師様をはじめ 先々代の聖師アートマナンダ大師様が 永きにわたってご修行なされた霊場でもある。 今現在私が学び指導させていただいている ヨーガ療法の大元は伝統的ヨーガであり その伝統的ヨーガの智慧が発せられた地に一度は訪れたいとの念願が この度ついに叶えられたことはこの上なく有り難いことであった。 今回は香港から成都を経由してラサに入るルートで目的地を目指し 秘境チベットの西端まで陸路2千キロを移動した。 海抜4、5千メートルの高地での酸素の少なさ 気温の低さ、太陽光線の激しさ、風の強さ、極度の乾燥など ヒマラヤの厳しい自然を肌で感じつつ 伝統的ヨーガ行を繰り返し行じていく中で 心身が次第に浄化されていった感覚は 忘れがたいものとして私の中に刻まれている。 カイラス山(カン・リンポチェ) 標高6,656m 木村慧心先生のご指導のもと 聖地での瞑想ではたくさんの貴重な気づきと宿題をいただいた。 その中に「解脱」というテーマがあった。 このヒマラヤの過酷な環境の中で 歴代のヨーガ行者さんたちは何を目的としてヨーガを行じていたのか。 それは唯一つ、神さまにたどり着くため。 神さまにたどり着くとは 「解脱」の境地に至るということ。 「解脱」の境地とは 調和と歓喜の意識状態。 古の賢者たちは 「今この時をいかに最高の状態で過ごすか」 「今この時が調和と幸福に満ちているかどうか」 それだけに気をつけ、過去や未来を気にしてはいなかった。 ・・・・木村慧心先生のお話を聴聞させていただいた。 私なりに理解したことは 「解脱」とは 神秘のベールで覆われた異次元の世界のことで 日常の感覚を超越した状態であり 長い長い修行の後にやっとたどり着けるか着けないかといった境地 ・・・・といったことではなく もっと身近にあるもので 日々の生活の中で心がどんな状態にあるのかが問われているのであり 今ここでの心の中の「調和」の実現なのだ ということだった。 感情や思考の波が静まり 過去への後悔や未来への不安がなく 怒りや悲しみなどにもとらわれていない状態で 深い安らぎと穏やかさが感じられている時 自分自身が調和の中にある。 自分が本来の場所に居るという感覚で なんともいえない幸福感、安心感に包まれる。 調和こそが本来の状態であり 我々が目指していく境地。 自分の心の調和が乱れているとしたら その原因は外の世界にあるのではなく、自分の中にある。 自分自身の執着ゆえなのであり 気づいて手放していけばいいだけ。 それがヨーガが目指すところの最高の境地「解脱」へ向かう具体的方法となる。 この日常の中で どんな状況にあっても 自分の心が「調和と幸福に満たされているか」 ということを常に意識し実現しようとしていくことで 確実に近づいていけるはずなのだと。 修行会のはじめに 「この修行会は皆さんの一生の宝となります」 との木村先生のお言葉があった。 修行会を終えた今、それをしみじみと実感している。 この宝物を大切にし さらに磨き これからの日々の生活の中で ヨーガ療法指導の中で しっかりと生かしていけるように精進していきたいと思っている。 体力気力ともに乏しい私のような者が脱落することなく 全行程を無事に終えて日本に帰って来ることができたのは ひとえに大いなる神様のご加護であり、木村慧心先生のお導きの賜物である。 そして、日本ヨーガ・ニケタンのスタッフの方々 チベット・ネパールのスタッフの方々お一人お一人の 多大なご尽力のおかげであり 同行の参加者皆様の温かなお心遣いのおかげであると 感謝の念で一杯である。 心からお礼を申し上げます。 本当にありがとうございました。 カイラス山巡礼2日目 大雪の朝 #
by prashantih
| 2015-07-06 11:09
| YOGA
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